介護現場の困りごと・対応法
PR

デイサービスはいつから?まだ歩ける親が利用を始める目安と後悔しないための判断基準【決定版】

io.br.bo.ms@gmail.com
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事はこんな家族向けです

  • 介護は始まったけど、まだ歩ける
  • ただ、転びそうでヒヤッが増えた/外出が減った
  • お風呂や買い物が「一人では不安」
  • 本人が「デイはまだ早い」と言いそうで動けない

この段階は、実は一番大事なんです。
なぜなら慣れやすい時期で、ここで通いの習慣を作れるかが、その後の生活を左右するからです。

「まだ歩けるから大丈夫」と思いながらも、ふとした瞬間に不安になる方はとても多いです。実際、同じ悩みを感じているご家族は少なくありません。

結論:要支援〜要介護1のベストな始め方は「週1・短時間・体験から」

この段階のデイ利用は、「大変になってからの対処」ではなく、生活が崩れないための予防です。

通所介護(デイサービス)は、心身機能の維持や社会的孤立感の解消、そして家族の介護負担の軽減も目的に含まれます。

だから、いきなり回数を増やすよりも、まずは以下の順で“定着”させるのがオススメです。

  1. 週1(“外に出る日”を固定する)
  2. 短時間(疲れない範囲で成功体験を作る)
  3. 体験から(合う場所を選ぶ)
Contents
  1. 1. 【点数で迷わない】開始タイミング診断(要支援〜要介護1の家族用)
  2. 2. 【チェックリスト】この段階でデイを考えるべき7つのサイン
  3. 3. まず確認:要支援は「デイサービス(通所介護)」を原則利用できません(でも、やれることはあります)
  4. 4. 【30秒でOK】地域包括/ケアマネに電話する時の一言テンプレ
    1. 地域包括へ(要支援かも/認定前)
    2. ケアマネへ(要介護1で担当がいる)
  5. 5. デイサービス/デイケア/訪問リハの選び分け
  6. 6. デイサービスで受けられること(家族が得する“使い方”)
  7. 7. 費用で止まらない:確認すべきことは「料金」より“内訳”
  8. 8. 見学・体験で失敗しない(要介護1は“居心地”が9割)
  9. 9. 【重要】本人が嫌がる時の説得法(5つの理由別対応)
    1. ① プライドが許さないタイプ(「老人扱いするな」)
    2. ② 不安が強いタイプ(「知らない人が怖い」)
    3. ③ 「まだ必要ない」と思っているタイプ
    4. ④ 家族に迷惑をかけたくないタイプ(「お金がもったいない」)
    5. ⑤ 入浴や排泄を見られたくないタイプ(羞恥心)
  10. 10. それでもダメな時は専門家に相談
    1. ケアマネジャーや相談員を頼るメリット
  11. 11. 手続き(最短ルート):申請→認定→ケアプラン→開始
  12. 12. 「医療が先かも?」と迷った時の考え方
  13. 13. まとめ:要支援〜要介護1は“慣れるうちに”週1から始めた家族がラクになる
  14. 14. よくある質問(FAQ)

1. 【点数で迷わない】開始タイミング診断(要支援〜要介護1の家族用)

下の「7つのサイン」で当てはまる数を数えてください。

  • 0〜2個:準備開始(メモ+見学予約)
  • 3〜4個:検討開始(包括/ケアマネ相談+体験利用)
  • 5個以上:早めに開始(ケアプランに入れて週1固定。合う事業所を探しながら)

「歩行が不安定」なら車椅子も検討を
デイサービスへの通所時や、施設内での移動で車椅子が必要になる場合があります。「まだ歩けるから大丈夫」と思っていても、転倒リスクが高い状態なら早めの導入が安全です。介護保険でレンタルできる場合もあります。

車椅子の選び方【種類・費用・レンタル】理学療法士が教える失敗しない判断基準
車椅子の選び方【種類・費用・レンタル】理学療法士が教える失敗しない判断基準

2. 【チェックリスト】この段階でデイを考えるべき7つのサイン

  1. つまずき・ふらつきが増えた(転倒はまだでも“危ない”が増えた)
  2. 夜間トイレや家の中の移動が不安
  3. 入浴が億劫/浴室で怖がる(または家族が心配と感じる)
  4. 日中、座っている時間が長い/外出しなくなった
  5. 食事の用意・買い物が負担になった
  6. 家族が留守中に一人にするのが不安
  7. 家族が「このままだと先に自分がもたない」と感じる

入浴の不安がある場合は、まず「怖い」を見直しサインとして扱う視点が大切です。

トイレ介助の負担が限界に近づいている方へ
トイレ介助が一日に何度も必要になると、家族の負担は急激に増えます。デイサービスを利用すれば、日中のトイレ介助をプロに任せることができ、あなたの休息時間を確保できます。

トイレ介助 立てない時の対処法【2026年版・訪問PT直伝】膝折れ防止・腰痛予防・福祉用具選びの完全ガイド
トイレ介助 立てない時の対処法【2026年版・訪問PT直伝】膝折れ防止・腰痛予防・福祉用具選びの完全ガイド

3. まず確認:要支援は「デイサービス(通所介護)」を原則利用できません(でも、やれることはあります)

厚労省の案内では、通所介護(デイサービス)は要支援1・2の人は利用できないと明記されています。
ただし、ここで大事なのは「詰み」ではないこと。
要支援の段階は、地域包括支援センターが窓口になり、介護予防の枠で支援を組み立てます。

要支援っぽい/まだ申請前の家族が今できる最短ルートはこれです。

  • まず地域包括へ相談(電話でOK)
  • 状況に応じて認定申請や、利用できる“通い”の支援を一緒に整理

4. 【30秒でOK】地域包括/ケアマネに電話する時の一言テンプレ

地域包括へ(要支援かも/認定前)

「家で介護している家族です。まだ歩けるんですが、最近つまずきが増えて、入浴と留守番が不安です。要支援〜要介護の申請も含めて、通いのサービスを相談したいです。」

ケアマネへ(要介護1で担当がいる)

「最近ヒヤッとする場面が増えて、週1でもデイ(通所)を検討したいです。体験利用から組めますか?」

5. デイサービス/デイケア/訪問リハの選び分け

選択肢目的のイメージ向いている人(要介護1で多い悩み)
デイサービス(通所介護)生活支援+通いの習慣入浴・食事・孤立、家族の見守り不安を軽くしたい
デイケア(通所リハ)リハ中心退院後・転倒予防を運動面から強めたい
訪問リハ家での動作に直結家の中の動き(トイレ・入浴動作・段差)が不安、家の環境で練習したい

介護保険のサービスはいろいろあって家族ではなかなか判断が難しいところです。
ケアマネジャーと相談して本人にあったサービスを選択しましょう。

6. デイサービスで受けられること(家族が得する“使い方”)

通所介護は、送迎車で施設に通い、利用者の状態に応じて食事や入浴などの日常生活上の支援、機能訓練等を利用時間内に提供するとされています。

要介護1の家族が“得する使い方”は、ここを狙うことです。

  • 外出機会を週1で固定(生活リズムが整いやすい)
  • 入浴の不安を外部化(事故リスクを下げる)
  • 家族の見守り不安を週1でも減らす

7. 費用で止まらない:確認すべきことは「料金」より“内訳”

厚労省の案内では、通所介護の費用は規模・時間で変わり、自己負担(例:1割)や、食費・おむつ代などの日常生活費は別途負担が必要とされています。

見学・体験時に、この質問だけしておくと不安が減ります。

  • 「1回あたり、介護保険分の自己負担はいくら目安ですか?」
  • 「食費・おやつ代・おむつ代・レク材料費など、別途かかるものは何ですか?」
  • 「短時間(半日)利用はできますか?料金はどう変わりますか?」
  • 「キャンセル料のルールはありますか?」
【PT視点】

デイのスタッフは料金について聞かれても本人や家族にマイナスな印象は持たないので、安心して聞いてOKです!

8. 見学・体験で失敗しない(要介護1は“居心地”が9割)

介助量よりも、次で続くかで決まります。

基本チェック

  • 過ごし方:静か/にぎやか、活動の種類
  • 休める場所:疲れた時に“逃げ場”があるか
  • 利用者層:年齢・雰囲気が合いそうか
  • 送迎:玄関まで?段差はどうする?
  • 連絡:家族への報告手段は?

9. 【重要】本人が嫌がる時の説得法(5つの理由別対応)

ここが最大の難関です。「デイサービスなんて行きたくない!」と拒否されることは、実はとても一般的です。
訪問リハビリの現場でも、ご家族から「何度言っても怒り出す」「説得して喧嘩になった」という相談を数えきれないほど受けてきました。

しかし、「なぜ嫌なのか?」の理由さえ分かれば、響く言葉は見つかります。
ここでは、よくある5つの拒否理由と、それぞれの対処法・説得ワードをご紹介します。

① プライドが許さないタイプ(「老人扱いするな」)

「あんな年寄りばかりの場所に行けるか」「まだボケてない」と怒るタイプです。
特に男性や、社会的地位のあった方に多く見られます。

【PT視点】説得のコツ
「世話をされに行く場所」ではなく、「役割を果たしに行く場所」や「リハビリジム」として伝えます。
NGワード:「遊んでもらえるよ」「お友達ができるよ」
OKワード:「足腰を鍛えるジムみたいなところがあるよ」「リハビリの先生に運動メニューを作ってもらおう」

② 不安が強いタイプ(「知らない人が怖い」)

人見知りで、新しい環境に飛び込むのが怖いタイプです。「家がいい」「面倒くさい」と言いますが、本音は「馴染めるか不安」です。

説得のコツ
「体験」のハードルをとことん下げます。「見るだけ」「1時間だけ」と約束し、絶対に無理強いしない姿勢を見せます。

③ 「まだ必要ない」と思っているタイプ

自分では「まだ元気だ」と思っているため、通う意味を感じていません。
しかし、家族から見れば転倒リスクなどが明白な場合です。

説得のコツ
「今困っている」ことではなく、「将来の予防」に焦点を当てます。
「転んで骨折したら入院だよ。そうならないために、週1回だけ運動しておこう」と伝えます。

④ 家族に迷惑をかけたくないタイプ(「お金がもったいない」)

「自分のためにお金を使わせるのは申し訳ない」と遠慮しているケースです。

説得のコツ
「あなたが行ってくれると、私が安心できる」と伝えます。
「お母さんが家に一人でいると、心配で仕事が手につかないの。私のために行ってくれない?」と頼む形が効果的です。

⑤ 入浴や排泄を見られたくないタイプ(羞恥心)

「人前で裸になるなんてとんでもない」という拒否です。

説得のコツ
個浴(一人用のお風呂)がある施設を探し、「あそこは温泉みたいに一人でゆっくり入れるらしいよ」と伝えます。

【体験談】頑固な父が通うようになったきっかけ
「『老人ホームなんて行かん!』と怒鳴っていた父ですが、ケアマネさんが『元大工さんでしたよね?施設のDIYコーナーを見て意見をくれませんか?』と誘ってくれたんです。
『仕方ないな、見てやるか』と出かけ、今ではそこで将棋仲間ができて楽しそうに通っています。きっかけ一つで変わるんだと驚きました。」

10. それでもダメな時は専門家に相談

家族だけで説得しようとすると、どうしても感情的になり、親子喧嘩に発展しがちです。
そんな時は、第三者(プロ)の力を借りましょう。

ケアマネジャーや相談員を頼るメリット

  • 「先生」的な立場からの助言:家族の言うことは聞かなくても、専門家の言うことは聞く場合が多いです。
  • 相性の良い施設の提案:本人の性格(静かなのが好き、賑やかなのが好き)に合った施設を知っています。
  • 説得の代行:家族の代わりに、「今の状態だと運動が必要ですね」と客観的に伝えてくれます。

デイサービス探しで悩んでいる方へ。
『シニアのあんしん相談室』なら、本人の性格に合った施設や、体験利用ができる事業所を無料で紹介してくれます。

▼ 無料で施設を紹介してもらう ▼

11. 手続き(最短ルート):申請→認定→ケアプラン→開始

厚労省の流れは次の通りです。

  1. 市区町村で要介護(要支援)認定を申請
  2. 認定調査・主治医意見書
  3. 審査→認定
  4. ケアプラン作成
  5. サービス開始

申請から認定通知は原則30日以内とされています。

12. 「医療が先かも?」と迷った時の考え方

転倒後に強い痛みが続く、急に歩けない、急な片側の力の入りにくさなど、急変が疑われる場合は医療の確認が優先になることがあります。迷う場合は、主治医や地域の相談窓口に確認しながら進めるのが安全です。

13. まとめ:要支援〜要介護1は“慣れるうちに”週1から始めた家族がラクになる

通所介護は、心身機能の維持・孤立解消・家族負担軽減が目的に含まれます。
要支援は通所介護が原則対象外ですが、地域包括が窓口になり、介護予防の枠で支援を組み立てます。
迷ったら「週1・短時間・体験から」。

本人も家族も適度に息抜きをしてみんなが幸せに暮らせるちょうどいい塩梅を探していきましょう!

一人で抱え込まず、専門家に相談してみませんか?
『シニアのあんしん相談室』なら、デイサービスやショートステイの相談が無料でできます。

▼ 無料で相談・資料請求 ▼

14. よくある質問(FAQ)

Q1. デイサービスを1回試して嫌がりました。もう諦めるべきですか?

A. 諦めるのはまだ早いです。
「場所が合わなかっただけ」の可能性があります。施設によって雰囲気(静か、賑やか、運動重視、趣味重視など)は全く異なります。
ケアマネジャーに相談して、別のタイプの施設を試してみることをお勧めします。

Q2. 親が「まだ元気だから必要ない」と言います。どう説得すればいいですか?

A. 「元気だからこそ、今の状態をキープするために行くんだよ」と伝えましょう。
「悪くなってから行く病院」ではなく、「悪くならないために行くジム」というイメージを持ってもらうのがコツです。

ABOUT ME
ゆっくま
ゆっくま
訪問PT
訪問看護ステーションで勤務する理学療法士(国家資格保有)。 在宅で介護をされているご家族の不安を少しでも減らしたいという思いから、 介護・リハビリに関する情報を、現場経験をもとにやさしく発信しています。
記事URLをコピーしました