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デイサービスの利用開始のタイミング|「まだ歩けるけど不安」になったら、週1・短時間から“慣れる”のが正解

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この記事はこんな家族向けです
  • 介護は始まったけど、まだ歩ける
  • ただ、転びそうでヒヤッが増えた/外出が減った
  • お風呂や買い物が「一人では不安」
  • 本人が「デイはまだ早い」と言いそうで動けない

この段階は、実は一番大事なんです。
なぜなら「慣れやすい時期」で、ここで通いの習慣を作れるかが、その後の生活を左右するからです。

「まだ歩けるから大丈夫」と思いながらも、ふとした瞬間に不安になる方はとても多いです。実際、同じ悩みを感じているご家族は少なくありません。
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結論:要支援〜要介護1のベストな始め方は「週1・短時間・体験から」

この段階のデイ利用は、「大変になってからの対処」ではなく、生活が崩れないための予防です。

通所介護(デイサービス)は、心身機能の維持や社会的孤立感の解消、そして家族の介護負担の軽減も目的に含まれます。Source

だから、いきなり回数を増やすよりも、まずは

  • 週1(“外に出る日”を固定する)
  • 短時間(疲れない範囲で成功体験を作る)
  • 体験から(合う場所を選ぶ)

この順で“定着”させるのがオススメです。

まだ大丈夫と思っているといつの間にか動けなくなっていることも少なくありません。
むしろ私が現場で多く見てきたのは、「まだ歩ける」と思っている間に、一気に動かなくなってしまうケースです。
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【点数で迷わない】開始タイミング診断(要支援〜要介護1の家族用)

下の「7つのサイン」で当てはまる数を数えてください。

  • 0〜2個:準備開始(メモ+見学予約)
  • 3〜4個:検討開始(包括/ケアマネ相談+体験利用)
  • 5個以上:早めに開始(ケアプランに入れて週1固定。合う事業所を探しながら)

【チェックリスト】この段階でデイを考えるべき7つのサイン

  1. つまずき・ふらつきが増えた(転倒はまだでも“危ない”が増えた)
  2. 夜間トイレや家の中の移動が不安
  3. 入浴が億劫/浴室で怖がる(または家族が心配と感じる)
  4. 日中、座っている時間が長い/外出しなくなった
  5. 食事の用意・買い物が負担になった
  6. 家族が留守中に一人にするのが不安
  7. 家族が「このままだと先に自分がもたない」と感じる

入浴の不安がある場合は、まず「怖い」を見直しサインとして扱う視点が大切です。

まず確認:要支援は「デイサービス(通所介護)」を原則利用できません(でも、やれることはあります。)

厚労省の案内では、通所介護(デイサービス)は要支援1・2の人は利用できないと明記されています。Source

ただし、ここで大事なのは「詰み」ではないこと。
要支援の段階は、地域包括支援センターが窓口になり、介護予防の枠で支援を組み立てます。Source

要支援っぽい/まだ申請前の家族が今できる最短ルートはこれです。

  • まず地域包括へ相談(電話でOK)
  • 状況に応じて認定申請や、利用できる“通い”の支援を一緒に整理

【30秒でOK】地域包括/ケアマネに電話する時の一言テンプレ

地域包括へ(要支援かも/認定前)

「家で介護している家族です。まだ歩けるんですが、最近つまずきが増えて、入浴と留守番が不安です。要支援〜要介護の申請も含めて、通いのサービスを相談したいです。」

ケアマネへ(要介護1で担当がいる)

「最近ヒヤッとする場面が増えて、週1でもデイ(通所)を検討したいです。体験利用から組めますか?」

デイサービス/デイケア/訪問リハの選び分け

選択肢目的のイメージ向いている人(要介護1で多い悩み)
デイサービス(通所介護)生活支援+通いの習慣入浴・食事・孤立、家族の見守り不安を軽くしたい
デイケア(通所リハ)リハ中心退院後・転倒予防を運動面から強めたい
訪問リハ家での動作に直結家の中の動き(トイレ・入浴動作・段差)が不安、家の環境で練習したい

介護保険のサービスはいろいろあって家族ではなかなか判断が難しいところです。
ケアマネジャーと相談して本人にあったサービスを選択しましょう。

デイサービスで受けられること(家族が得する“使い方”)

通所介護は、送迎車で施設に通い、利用者の状態に応じて食事や入浴などの日常生活上の支援、機能訓練等を利用時間内に提供するとされています。

要介護1の家族が“得する使い方”は、ここを狙うことです。

  • 外出機会を週1で固定(生活リズムが整いやすい)
  • 入浴の不安を外部化(事故リスクを下げる)
  • 家族の見守り不安を週1でも減らす

費用で止まらない:確認すべきことは「料金」より“内訳”

厚労省の案内では、通所介護の費用は規模・時間で変わり、自己負担(例:1割)や、食費・おむつ代などの日常生活費は別途負担が必要とされています。

見学・体験時に、この質問だけしておくと不安が減ります。

  • 「1回あたり、介護保険分の自己負担はいくら目安ですか?」
  • 「食費・おやつ代・おむつ代・レク材料費など、別途かかるものは何ですか?」
  • 「短時間(半日)利用はできますか?料金はどう変わりますか?」
  • 「キャンセル料のルールはありますか?」

料金についてはなかなか聞きづらいとは思いますが、生活に影響する重要なことなのでしっかりと確認しましょう。

ゆっくま
ゆっくま

デイのスタッフは料金について聞かれても本人や家族にマイナスな印象は持たないので、安心して聞いてOKです!

見学・体験で失敗しない(要介護1は“居心地”が9割)

介助量よりも、次で続くかで決まります。

基本チェック
  • 過ごし方:静か/にぎやか、活動の種類
  • 休める場所:疲れた時に“逃げ場”があるか
  • 利用者層:年齢・雰囲気が合いそうか
  • 送迎:玄関まで?段差はどうする?
  • 連絡:家族への報告手段は?

基本的チェック項目を確認できればいいと思いますが、経験上デイサービスを利用継続していると下記の内容も気になってくる人が多いので、見学や体験で追加確認できるとより安心できます。

  • 「疲れた」と言える空気があるか(我慢させないか)
  • 男性/若め高齢者が“浮かない”工夫があるか
  • スタッフが“できることまで奪わない”声かけか(過介助になりすぎないか)

本人が嫌がる時:やってはいけない言い方(地雷)と、効きやすい言い方

介護をしているとこちらが思ったように動いてくれないことって多いですよね。
そんな時についイライラして下記のようなNG発言をしてしまいがちです。
そうすると余計にデイサービスに行かなくなるなどの拒否行動を強めてしまうので注意しましょう。

NG(要介護1で特にこじれやすい)

  • 「もう一人で無理でしょ」(プライドを傷つける)
  • 「言うこと聞いて」(対立が固定化)
  • 「行かないと困る」(罪悪感で動かす)
  • 「デイに決まったから」(選択権を奪う)
  • “嘘で釣る”のを繰り返す(信頼が壊れる)

OK(目的別の言い方)

  • 入浴不安:「お風呂だけ安全にお願いできる日を作ろう」
  • 運動不安:「転ばない体を保つために、短い運動だけ試そう」
  • 食事不安:「昼ごはん食べて帰ってこよう。まず見学だけ」
  • 見守り不安:「留守番が心配だから…じゃなくて、外に出る日を作ろう」
  • 体験導入:「合わなければやめよう。まず1回だけ」

本人の性格に合わせてニュアンスを変えてあげるとよりいいと思います。

無理に説得すると、デイサービスそのものが嫌になってしまうこともあります。
でも、声のかけ方を少し変えるだけで反応が変わることも。
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手続き(最短ルート):申請→認定→ケアプラン→開始

厚労省の流れは次の通りです。Source

  1. 市区町村で要介護(要支援)認定を申請
  2. 認定調査・主治医意見書
  3. 審査→認定
  4. ケアプラン作成
  5. サービス開始

申請から認定通知は原則30日以内とされています。

「医療が先かも?」と迷った時の考え方

転倒後に強い痛みが続く、急に歩けない、急な片側の力の入りにくさなど、急変が疑われる場合は医療の確認が優先になることがあります。迷う場合は、主治医や地域の相談窓口に確認しながら進めるのが安全です。

デイサービスが合わない場合でも、「何もしない」以外の選択肢はあります。
▶ 自宅で受けられるリハビリという選択肢についてはこちら

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まとめ:要支援〜要介護1は“慣れるうちに”週1から始めた家族がラクになる

  • 通所介護は、心身機能の維持・孤立解消・家族負担軽減が目的に含まれます。
  • 要支援は通所介護が原則対象外ですが、地域包括が窓口になり、介護予防の枠で支援を組み立てます。
  • 迷ったら「週1・短時間・体験から」
ゆっくま
ゆっくま

本人も家族も適度に息抜きをしてみんなが幸せに暮らせるちょうどいい塩梅を探していきましょう!

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ゆっくま
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訪問PT
訪問看護ステーションで勤務する理学療法士(国家資格保有)。 在宅で介護をされているご家族の不安を少しでも減らしたいという思いから、 介護・リハビリに関する情報を、現場経験をもとにやさしく発信しています。
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