本当に役立った福祉用具ベスト5(訪問先で見たリアルな話)
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リハビリ職が教える安心できる介護知識
~在宅介護を続ける家族と本人の負担を軽くするために~
在宅介護をしていると、「トイレが間に合わない」「夜中に何度もトイレに起きる」など、排泄に関する悩みは多く聞かれます
特に足腰が弱ってきたり、認知症の影響でトイレの場所がわからなくなったりすると、「ポータブルトイレを使った方がいいのかな?」と迷うこともあるでしょう
今回は、訪問看護ステーション勤務の理学療法士の視点から、ポータブルトイレの導入タイミングと選び方をわかりやすく解説します
ポータブルトイレとは、ベッドのそばなどに置ける移動式の簡易トイレのことです
排泄時の移動負担を減らし、転倒予防や失禁対策にもつながる便利なアイテムです
移動中のふらつきや転倒が見られる場合は、ポータブルトイレの出番です
夜間の転倒予防にもなります
「夜中に何度も起こされる」「トイレ介助に時間が取られる」といった状態では、ポータブルトイレがあると介護者の負担も軽減されます
「トイレまで間に合わない」場面が増えてきたら、すぐそばにトイレがあるだけで安心感が変わります
デザイン性が高く、介護感が少ないタイプです
初めて導入する方におすすめです
移動が簡単で、昼と夜の使用場所を変えたい人向け
軽量で使い勝手◎
足腰が弱く立ち上がりが困難な方に
座面の高さが自動調整できるので、介助がしやすくなります
本人に抵抗感がある場合、無理に押し付けないことが大切です
以下のような声かけが有効です
ポータブルトイレは介護保険を利用して購入・レンタルできることがあります
ケアマネジャーに相談してみましょう
ポータブルトイレは“自立を奪うもの”ではなく“生活を助ける道具”です
早めに導入することで、介護の負担を減らし、より安全で安心な在宅生活を支えることができます