こんにちは。
私は訪問看護ステーションで理学療法士として働いています。
毎日のようにご家族の介護に向き合っている方とお会いする中で、こんな声をよく耳にします。

もう限界かも…
怒ってしまった自分が情けない
優しくできない私はダメな人間だ
でも、どうか知ってほしいんです。
介護がつらく感じるのは、あなたが一生懸命だからです。
頑張りすぎていませんか?

介護は24時間、365日終わりが見えない日々です。
体力だけでなく、気持ちも消耗します。
ほんの少し外に出ることも、ひとりでゆっくりお風呂に入ることすらできない…そんな状況の中で、「つらい」と感じるのは当然のこと。
私が訪問に伺うお宅でも、「誰にも頼れなくて…」とポツリと話されるご家族が多いです。
「つらい」は甘えではありません

介護をしていると、「弱音を吐いちゃダメ」と思いがちです。
でもそれは大きな間違い。
気持ちが限界に近づいたとき、まずは自分の気持ちを大切にしてあげてください。
一人で抱えないために使えるサポート

介護には、頼れる制度やサービスがたくさんあります。
どれも「頑張っているあなたのためにある」ものです。遠慮なく使っていいんです。
1. 訪問介護・訪問看護
体のケアや日常の支援をプロが担います。
「今日だけでも誰か来てくれる」と思うだけで心が軽くなることもあります。
訪問したスタッフに悩みや愚痴を話すのもOKです。むしろ気持ちを伝えてもらった方が、よりよい支援をすることができます。
2. デイサービス
日中、介護を必要とする方を預かってもらえるサービスです。
自分の時間を持つことで、リフレッシュするきっかけにもなります。
デイサービスは9時くらいから16時くらいまでが一般的です。
半日での運動メインのデイサービスや、夕食付きのデイサービスなど種類はさまざまです。
余裕のある介護をするために必要なものを選択できるといいと思います。
3. 見守り機器の導入
「目が離せない」という不安には、センサーやカメラ付きの見守り機器がおすすめです。
自分ひとりしか見守る人がいないのと、何かあったら代わりに知らせてくれるものがあるのとでは、介護負担はかなり違います。
小さな気分転換でも、心は変わります
自分の時間を持つことに罪悪感を覚える方もいます。
でも、あなたが元気でいることが、介護を受ける方にとってもいちばん大切なこと。
- 好きな香りのアロマを炊いてみる
- 音楽をかけながらお茶を飲む
- 少し外を散歩してみる
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火を使わず安全、リビングに置くだけで空気も気分もリフレッシュ。
まとめ:自分を責めないで、少しずつ頼ってみましょう
「つらい」と感じたとき、それは休んでいいサインです。
あなたは十分に頑張っています。
どうか、ご自身の気持ちもいたわってあげてください。
必要なのは「助けを借りる勇気」です。
一緒に、がんばりすぎない介護を目指していきましょうね。
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