こんにちは。
日々ご利用者さまのご自宅を訪問する中で、「これは本当に役立ってるな」と実感する福祉用具にたくさん出会います。
今回は、訪問看護ステーションに勤務している理学療法士の私が現場目線で「リアルに役立っていた福祉用具ベスト5」をご紹介します。
第1位:家具調ポータブルトイレ
「夜間のトイレ移動が不安だったけど、これで安心できました」
こんな声をよく聞きます。ベッドの近くに置けて、デザインも家具風なので違和感が少ないのが人気の理由です。
プラスチック製のものだとベッドや棚などと素材感が異なるため、かなり違和感があるため落ち着かない印象のお部屋になってしまうので注意です。
消臭機能つき&高さ調節もできて、介護する側も楽になります!
第2位:電動昇降座椅子
足腰が弱くなると、「立ち上がること」そのものが大変になります。
この座椅子があれば、立ち上がり時の負担を大きく軽減。訪問先でもリハビリ目的で活用されるケースが多いです。
ボタン一つでスムーズに立ち上がり姿勢へ。操作もシンプルで安心です。
第3位:歩行器(前腕支持タイプ)
高齢者の方が転倒を繰り返していたご家庭で導入されたのがこの歩行器。
ハンドル型と腕を乗せて支えるタイプがあり、歩く能力に合わせて選ぶことができます。
歩行時の安定性が大きく向上しました。
屋内外で使えるタイプです。ブレーキの利きが良く、安全性も高いです。
第4位:スライディングボード
ベッドから車椅子、車椅子からポータブルトイレなどへの移乗に大活躍。
介助者の腰への負担も減らせて、ご家族介護に強い味方です。
摩擦が少なくスムーズ、安全性も高く初心者にも扱いやすいです。
第5位:入浴用バスボード+シャワーチェア
「お風呂に入るのが怖い」という方の声に応えて導入されているのが、浴槽の上に置くバスボードと安定感のあるシャワーチェアの組み合わせ。
入浴がグッと楽になり、自信につながる方も多いです。
濡れても滑りにくい素材で安心。座面が回転することで動きやすさも◎。
まとめ
現場で実際に「使って良かった!」と感じた福祉用具ベスト5をご紹介しました。
どれも実際に多くの利用者さんやご家族から高評価を受けたものばかりです。
ご本人の身体状況や環境によって適した用具は異なりますので、導入前には必ず専門職(ケアマネジャー・理学療法士・福祉用具専門相談員など)と相談してくださいね。
コメント